幼なじみの佐々木くん。(紫) (ページ46)

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__sasaki side__

なにかやってしまったのかもしれない。

正直いって熱出た日のことなんてほぼ覚えてない。

いい夢は見てたけどね、、、

……Aに告ってキスしてた。

｢……あの、さ。｣

『あー！私大学の宿題が〜！！！』

そう言ってあからさまに俺との距離をとるA。

さっきのはあくまで夢の中の話であって

Aに避けられるようなことをした覚えはない。

キスもしてなければ告白なんてできるわけがない。

｢……ねぇ。｣

声をかけた時にはもういなくて

あいつと口がきけなくなってはや10日……

嶺亜｢まだ落ち込んでんの？元気だしなって。｣

琳寧｢え、また？ほんと大光どーしたの？｣

本髙｢どーせ例の幼なじみちゃんに振られたんでしょ。｣

今野｢え、大光告ったの？｣

嶺亜｢大光がそんなことできるわけないじゃん。(笑)｣

矢花｢嶺亜さんそれもひどくない？(笑)｣

なんて俺のことを好き勝手に話してるメンバー。

もはや反論する気力も起きない、結構しんどい。

嶺亜｢……あ、Aちゃんからメールだ。｣

｢は？｣

嶺亜はいたずらっ子みたいな顔をして

｢見たい？｣なんて聞いてくる。