#4 ページ4
『大光ってどんな人が好きなの?』
「は?」
『好みの女性のタイプ。』
「え、俺お前だけは無理だよ?」
『安心して、私もあんただけは無理だから。』
「じゃあなに突然。」
『……認めたくないけど、
私の通ってる大学の子が大光のオタクらしくて。』
「おぉーーー!!!」
『大光の好きなタイプってどんなんかなぁ、
って言ってたから、その、調査的な。』
「なるほどねぇーーー!!!」
鼻の穴膨らませてニヤニヤして話す大光が
とてつもなくウザイから聞いたことを後悔した。
「まぁ俺は女性であればいいけどね。」
『じゃあ私大丈夫やん。』
「無理じゃないけど無理。」
『それはもう無理やん。』
「うん、無理。」
『ムカつく。』
「まぁその子に言っといて。」
『なにを?』
「俺を応援してくれる以上、
俺はあなたのことが好きですって。」
『……うわぁ、鳥肌。』
「おい!!!」
379人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時