#14 ページ18
__sasaki side__
「大光、あ。」
俺に向かって口をあける、
そしてそのまま俺が食べてたカップ麺の麺を
口に当てたらそのままズルズルと食べて
幸せそうな顔をする。
『おいし。』
「まぁ俺が作ったからな。」
『うるさ。』
「は?」
『もう一口、ダメ?』
「……ほんとに一口だかんな。」
ん、と言って再び麺を口に運んでやれば
ズルズルと吸い込み満足そうな顔、くそ、可愛い。
『……やっぱ私も作ろっかな。』
「食べた分返せ。」
『そんなケチくさいこと言わないの、
優しい優しい大光くん。』
って首こてんってさせてるのは確信犯。
「じゃあ俺の分もういっこ作って。」
『え、もうひとり分でお湯沸かしてるんだけど。』
「増やせばいいじゃん。」
『時間かかる。』
「俺の食ったよな?」
『ちょーだいって言ったらくれたんだもん。』
「……やらなきゃ良かった、マジで。」
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おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時