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『うっわぁ、平野くんかっこいい。』
「……はぁ、お前さぁ。」
『なに。』
「あの人も好き、この人も好きって、、
一途に1人を応援したりとかできないわけ?」
リアルに好きなのは大光だけだよ、
なんて言えたらいいのに、、そんな言葉は飲み込んで
『仕方ないじゃん、
ジャニーズがカッコよすぎるんだよ。』
と答える。
「まぁ、俺とかね。」
『……健人くんでしょ、平野くんでしょ、
廉くんも山田くんも亀梨くんもいい顔してるよね〜』
「あと俺とかね!!!」
『……さて、もうこんな時間か。』
「まだ3時だよ。」
『もう帰った方がいいんじゃない?』
「まだ3時だよ。」
『ほら、おばさん心配するし、うん。』
「まだ3時だよ。」
『そんなに私といたいわけ?』
きっしょ、なんて返事が返ってくると思ってたのに
「……だったら?」
『え?』
「もし、俺がそうだって言ったら、
お前はなんて言う?」
なのにまさかそんな返事がくるなんて
思ってもなかった。
「……お前の中で俺ってどういう存在なの?」
まっすぐで、
でも少し不安気に聞く大光の目は
そらせないものがあって、声も出なかった。
「ははっ、ごめん、困らせるようなことして。」
俺やっぱ帰るわ、
大光はそう言って
カバンを持って出ていってしまった。
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おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時