緑谷と爆豪の幼なじみは水と風を操るチートでした【ヒロアカ】 (ページ39)

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37話ページ39

と、説明すると轟は、驚いた様子で

轟｢左右で違う個性が使えるのか！？｣

と聞いてきた

貴｢うん、轟くんも戦闘訓練で見た感じ左右で個性が違うみたいだね｣

轟｢っあぁ、右が氷結で左側が炎だ...

けど、戦闘において左は絶対に使わないと決めていた

けど、あの時そのルールを破っちまったんだ。あの時はあいつの事忘れてた...

ただただ戦うのが楽しいと思ったんだ｣

貴｢私もあの時、自分との約束破っちゃった
あの人達の技は絶対に使わないと決めていたのだけれど...つい熱中しちゃった｣

少し困ったような悲しそうな笑顔を浮かべながら轟のことを見るA

それを見て轟は

轟｢あの技ってウォーターネットの事か？｣

貴｢そっ..水神ヒーローネプチューンの捕縛技｣

轟｢悠風って何処かで聞いたことあると思ってた...

お前、ボレアスとネプチューンの娘だろ｣

貴｢あー、バレた？
でも、そーゆう轟くんこそエンデヴァーの息子さんでしょ？｣

轟｢あぁ｣

貴｢クスクス、私たちそっくりね
個性が左右で違う、親がプロヒーロー、親と上手くいってない｣

1つ2つ3つと細くて綺麗な指を折りながら数えるA

轟｢確かに共通点だらけだな｣

貴｢なーんか仲間が出来たみたい｣

轟｢そうか...｣

貴｢まぁ、こんな仲間増えた所で何にもいい事ないんだけどね

はい！この話終わり！！空気重くなっちゃったね｣

ごめんねと悲しそうにオレンジ色の夕日に照らされながら謝る彼女が、何故かとても綺麗に見えたのは何故だろうかと轟が思った所で

｢次は～～駅｣

アナウンスが流れ電車のスピードが落ちてきた

貴｢私ここだから降りるね｣

轟｢おう｣

貴｢？轟くんどうかした？顔赤くない？｣

心做しかほんのり頬が赤くなっているように見える轟を見て不思議そうに見つめるA

轟｢気のせいだろ夕日でそう見えるだけだ、きっと｣

気のせいではなかったがそうであって欲しいと心の中で願う轟はAにそう言っていた

貴｢そっか！｣

と納得したように言うA

そして捲し立てるように

轟｢今日は急に悪かったな｣

貴｢平気だよ、じゃあね｣

そう言いうと電車を降りたA

ドアが閉まり

ホームでニコリと笑みを浮かべながら手を振るAを見てまたもや頬が赤くなった轟だったがしっかりと手を振り返して電車は発車した

貴(ふふっ、このやり取り前にもしたなぁ)

こうして雄英生活2日目は幕を下ろした