緑谷と爆豪の幼なじみは水と風を操るチートでした【ヒロアカ】 (ページ12)

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11話ページ12

母｢いつまでそんな甘えたこと言ってるの｣

貴｢普通の事です｣

父｢とにかくオレたちの顔に泥を塗るのはやめろ、お前には完璧以外求められていない｣

母｢伊吹、そろそろ戻らないと｣

父｢そうか、オレ達はもう行く｣

母｢よく考えなさい｣

それだけ言捨てると事務所へ帰っていった

2人共本当に忙しい時間の合間を縫ってきたのだろう、この会話の為だけに

テレビをつけると両親が映っている
さっきの態度からは想像出来ないような明るい笑顔を浮かべていた

あんな笑顔最後に見たのいつだろうと、ふと思った

あの2人は完璧主義者だ、あの人たちの完璧というのはオールマイトだ

No.2のエンデヴァーはそんなことないようだがオールマイトはファンサービスやTV出演している所もよく見る
従ってあの2人もオールマイトに習い、人のいい笑みを浮かべ、たくさんのファンサをしている

それがあの人達の完璧だから

貴(家族って何なんだろう...)

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この騒動からしばらくして雄英の推薦入学者の選抜テストの日が来た

貴｢...ここどこ｣

自分の家の最寄り駅から約40分、電車の乗り継ぎは上手くいったものの駅から雄英までの道がわからなくて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりをずっと繰り返している

こんな時に発揮される自分の方向音痴を呪ってやりたい

貴｢あと、40分で始まっちゃう｣

もしもの時のために2時間も余裕を持って出てきたのに何と言う事だろうか

ここは、誰かに道を聞くしかない

そう思いキョロキョロ辺りを見渡すと

貴｢...ツートン？｣

赤と白の髪色の男の子が目に入った

他に人もいない

あの人に聞くしかないか

そう思い近づいてゆき

貴｢すみません｣

轟｢ん？｣

これが私と彼の出会いだった