月夜【マルフィside】 ページ30
エイトフットが部屋へ向かっていたが
きっと またいつものように
仕事が溜まっているのだろうと
声を掛けずに見送った
しばらく大広間で過ごしていたが
皆noraの話で持ち切りだった
確かに 私の比じゃないほど美しい
だが何処か儚く 消えてしまいそうだ
「そろそろ私も部屋へ戻るよ」
私の部屋はエイトフットの2つ隣
間が一部屋空き部屋になっていた
そこにnoraが来たらいいのに と
淡い期待を寄せながら
自室へと歩みを進める
すると空き部屋だったはずの部屋から
エイトフットが姿を現した
「おやエイトフット そこは空き部屋だろう？」
少々驚いた様子でこちらへ振り返る
エ「あぁ マルフィかァ
ここ noraの部屋になった
仕事手伝わせようと思って来てみたが
アイツ寝てやがったんだ」
「なるほど キミも
キミのマスターと負けず劣らず人遣いが荒いね
新人に早速手伝わせようとは ｸｸｯ」
エ「あァ？？いーんだよ別に
そもそもアイツが与えられた仕事は
まず俺の手伝いだからなァ」
少し楽しそうに見えるのは
恐らく気の所為ではないだろう
エ「んじゃまぁ俺は
仕事がタンマリあるから部屋に戻るわ」
そう言いながら
後ろ手に手をヒラヒラと振り
部屋へと姿を消した
「私の期待は 現実になったようだね」
エイトフットが部屋に入るのを見届けた後
私はnoraの部屋の戸をそっと開けた
noraが起きてしまわないように
静かな 夜の海のようなその部屋は
海出身ではないはずの私でさえ
落ち着く空間だと感じられた
その中で ベッドに丸まって眠るnoraを見つける
本来であれば目を逸らしてしまう姿に
思わず目を奪われてしまった
白く 美しい
肌も髪も
月灯りを反射しているかのように
眩ささえ感じられた
「闇の世界の住人となったはずなのに
光の世界へ消えてしまいそうだねnora 」
そっとベッドに腰掛けると
頬に掛かった髪を直す
ピクっと僅かに動いたが
起きることはなかった
「まったく 無防備にも程があるよ」
そう言いながら指を鳴らし
ブランケットを出す
フワリと彼女に掛け
部屋を出ようと立ち上がる と
ふと窓際のチェストに視線が止まる
そこにあったのは 漆黒の羽根
小さな鳥籠に入れられ
魔法でフワフワと浮いていた
見紛うわけがない
それは確かに私の羽根だ
纏っている僅かな魔力がその証拠
しかし 何故noraがコレを？
しかも丁寧に 大事そうに籠に入れて
理由を知りたいが
今 聞くべきではないと
そのまま後ろ髪を引かれる思いで
部屋を後にした
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N0RA(プロフ) - 明舞音さん» うわぁぁぁぁ！！ありがとうございます！(土下座) 書きたい所まで繋ぐのに必死で主人公キャラ迷子だし全然話し進まないしで申し訳ないです(T_T)面白いと言って頂けて、もぉぉ感謝しきれません！！ありがとうございます！！ (2022年12月22日 8時) (
レス) id: 9668684fcd (このIDを非表示/違反報告)
明舞音 - うわぁぁぁぁぁa(( 一気読みしてしまったｯｯ！！✨ めちゃくちゃ面白いです！設定とか 好きすぎます…！！御話も しっかりしていて 読んでて一人でﾆﾔﾆﾔしてました(？？) (2022年12月21日 23時) (レス) @page33 id: 4774865982 (このIDを非表示/違反報告)
yoka0777(プロフ) - お返事ありがとうございます💕はい！！待ってます😊 (2022年12月8日 21時) (レス) id: 25b857fc95 (このIDを非表示/違反報告)
N0RA(プロフ) - yoka0777さん» 初めてコメント頂きましたぁ(´；ω；｀)嬉しすぎます！！この先も楽しんで頂けるよう、頑張りますね！ (2022年12月6日 16時) (レス) id: 9668684fcd (このIDを非表示/違反報告)
yoka0777(プロフ) - 続きも楽しみにしてます！！ (2022年12月6日 15時) (レス) @page10 id: 25b857fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N0RA | 作成日時：2022年12月2日 8時
