ひとりぼっちの人魚姫

魔女との契約 ページ12

エイトフットは アースラ様に
これまでの経緯を話した
するとアースラ様はゆっくりと近付いて

ア「顔を上げな？」

『は、はい！』

ア「いい顔してるじゃないか〜名前は？」

『nora と申します』

ア「nora ...あぁ〜可哀想に！
こっちへおいで 可愛い子」

そう言うと蛸足を伸ばして私を引き寄せ
髪を撫でながら強く抱き締めた

『...え...？』
エ「...ッな！！」

その様子に私はもちろん
傍で見ていたエイトフットもウツボ達も
驚きを隠せなかった


『あ、あの アースラ 様...？苦しいですっ』

優しく撫でる手とは裏腹に
蛸足がギューッと締め付けていた

ア「おやおや、すまないねぇ
他人事とは思えなくてね ﾊﾊﾊｯ」

締め付けていた足を緩め
私の肩を掴みながら

ア「気に入ったよ！nora
悪に堕とすだけじゃ勿体ない
私の手下に ならないかい？」

ニヤリと笑いそう告げた

エ「ッ?! アースラ様！
それh ア「なんだいジョー 不満かい？？」

エ「いえ...別に....」


ア「なぁに お前をクビにしよぉって
わけじゃないさ。優秀な手下だからねぇ」

エ「そりゃ どーも...」

ア「そーだねぇ...契約はこうだ！
nora お前を、お望み通り悪に堕とす
つまり私の手下にしてやろぉ」

私はヴィランズ→←海の魔女

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