もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ8)

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52 先生はゲーマーページ8

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ゲームへの食いつきが半端なくて、引いちゃいそう。
だけど、ゲームの事なら私だって負けちゃいないわよ。

「これだと持って歩けるから、先生方の執筆の待ち時間にやれるんですよ。ずっとやりたかったんだけど時間なくて我慢してたんですよ。だからまだ始めたばかり。」

『お前、ゲーム我慢するわけ？。』

「だって、これ始めたら絶対にはまるもん。」

『確かにな。俺は暇さえあればやってる。だからさ、お前もう少しレベル上げたら言いなさいよね。仲間に加えてやるからさ。』

「先生！まさか、そうやってずっとゲームしてるんじゃないでしょうね？。」

『やってるよ。当然でしょ。』

そう言ったかと思うと、私のポータブルゲーム機を投げ出して、またすぐに、パソコンの画面を食い入るように見つめて、カチャカチャと動かし始めた。

「先生！。執筆は？。」

『してない！。』

「大丈夫なんですか？。」

『大きなお世話！』

「先生‼」

『ちょっとウルサイよ！。今、大変なんだから黙ってて。』

画面を食い入るように見つめてる姿は
とても３０オーバーの大人じゃないよね。

その態度に呆れてしまって、後ろからパソコンと先生を眺めてたら、対戦モードだ！

よし！
そうそう！
その調子！
あぁ、もう！
なにそれ！
違うでしょ！
そこは違う魔法じゃん！
あーもう！

『ちょっとお前さぁ、うるさいんだけど。』

「えっ？。」

『お前の心の声がダダ漏れだわ。』

「ウソッ…。」

『そんな言うならさ、ちょっとやってみなさいよ。』

「えっ？。私が？。」

『お前の他に誰がいるわけさ。ほら、ここに座んなさいよ。』

二宮先生がソファーから腰を浮かして、隣を少し空ける。仕方ないから隣に座り、一緒にゲームを進める事にした。

ゲーム嫌いじゃないからツイ誘いに乗ってしまった。

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