もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ33)

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『それはいいけどさ、マジでAちゃん大丈夫なの？。二宮先生ってさ、色々あったと噂は聞いてるよ』

松本が顔を曇らせる。

『ああ、知ってる。だけどさ、多分大丈夫だとは思うんだ。二宮和也は今は女には興味はないだろうからな。』

櫻井の言葉に

『それ、なんで言いきれるの？。なんか知ってるわけ。』

松本が切り返す。

『ああ、まあな。色々あるんだよ。でも、一応Aには注意するようには言っておくし、何かある前に連絡しろとは話したよ。お前もフォローたのむな。』

チラリと不安な顔を見せる櫻井に

『わかったよ。翔さんがそう言うんだから、大丈夫って事にしとく。たださ、翔さんもう少し自分の気持ちを見直した方がいいよ。』

松本が告げる。

『だからさぁ、俺は自分の気持ちはわかってるからお前に言われなくても大丈夫だから。Aとの関係性はかわらないしな』

『そうかなぁ。まぁいいや。翔さん恋愛には疎そうだからさ、今はわからなくても、そのうちわかるかもな』

『お前、マジでしつこいぞ！』

ちょっとキレそうになる櫻井に

『ごめんごめん。余計な御世話だったね。まあ、なにかあったら相談に乗るからさ。じゃ、俺帰るわ』

松本はそれだけ言って部屋を後にした。

出口に向かう松本を見つめて、

『俺がAを好き…… か…。くだらねぇ、ありえねぇし。それより自分の恋愛なんとかしろや。』

櫻井が呟いた。

そして、再びスマホを取り出して、どこかに電話を掛け始めた。

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