もう一度恋してみませんか？２【K・N】 (ページ23)

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ガックリ肩を落とす私を見て、松本くんが苦笑してる。

『やっぱり連絡来てたんだね。Aちゃんてさ、案外抜けてるよね』

それ言われたら返す言葉がない

脱力している私に

『でさ、翔さんの用事って、なんだったの？』

クスクス笑いながら松本くんが訪ねる

「多分、二宮先生の話だと思うけどね」

『二宮先生？。ああ、それかぁ。二宮先生がAちゃんを指名して、Aちゃんの対応次第で独占インタビューが取れるかもって、翔さんが言ってたな』

ちょっと呆れた顔で松本くんが言う

『それってさ、どうなの？。わざわざ指名してさ毎日来させるって。まさかさぁ、変な事されてないよね？』

松本くんの言葉にドキッとした

まさか、2日続けてキスされました…
なんて言える訳ないし

なんならそれが気持ち良過ぎて怒れなかっただなんて、口が裂けても言えないわ

口籠っていたら、目の前に座っていた松本くんの目線が動いて、スッと立ち上がって私の隣にピタッと密着して座った

『ねぇAちゃん。なんかいつものAちゃんじゃないような気がするんだけどさ、疲れてるだけ？。本当に二宮先生に何もされてないよね？』

そんな、耳元で囁くように言われても、答えられないんですけど…

『ねぇ、マジで大丈夫だった？。心配なんだけど』

もう一度、今後は耳に唇が触れそうになるほどの近い距離で囁かれて

何？
どうしたの？
こんな事、今までした事なかったけど

突然の松本くんの行動に狼狽えた

「うん。大丈夫だよ！。二宮先生はびっくりするほどのゲーマーでね。実は私もゲーム好きだからそれで盛り上がったのよ。それで、私を指名したんだと思うよ」

ソファから少し横にズレて、松本くんとの距離を取る

『ゲーマー？。二宮先生が？』

松本くんはそう言いながら、また私との距離を詰めてきて、膝頭がぶつかりそうになる
なんなのこれ？
いつもの松本くんと違う

テーブルの上に置いたコーヒーを持ち上げて牽制する

「そう、私と話してる間もずっとゲームしてるくらいのゲーマーだよ」

それだけ言ってコーヒーを飲み干し立ち上がろうとしたら、コーヒーカップを取り上げられて、手首を掴まれ座らされて、さっき以上に密着した

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