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「…お前な、、、」
こんなデリケートな時に……心臓に悪いこと言うな。
「ごめんごめん。こんないじめたくなるユンギさん初めてだから。笑」
かわいいんだもん。って。
薄目で睨んでやると、彼女はそう言ってくすっと笑った。
「……でも、知ってるでしょ?私がユンギさんだけなの。私がかっこいいって思うのはユンギさんだけ。」
一変して、上目遣いで見上げてくるAに思わずドキッとして俺は目を逸らした。
「…わかってるよ。」
呟くと彼女はよかった、と言った。
「………正直お前が他の男と飲み行くって聞いた時も嫉妬したよ。」
この甘い空気が久しぶりで、少し緊張しながらも、俺は彼女の指にそっと自分の指を絡ませた。
「そうなの?」
彼女の頬は少し赤い。
「…やだよ普通に。お前お酒弱いのに、他の男の前で酔いやがって…。」
お前のそんな姿見れるのは俺だけだろ。
他のやつには見せないでくれ。頼むから。
「………分かったよ。」
下を向きながらぼそっと彼女は言った。
その彼女の顎に手を添えてこちらに向けさせてみた。
潤んだ瞳。
唇。
俺は吸い寄せられるように彼女に口づけた。
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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます!少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます!完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです! (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています!更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Muu | 作成日時:2021年9月15日 17時