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ジンさんと和気あいあい話をしていたら、ドアが開いて、団体客がぞろぞろとお店に入ってきた。
「あー、そう今日予約入ってたんだわ。今から忙しくなるぞ」
ジンさんが、おじさんみたいに肩を回すから私は思わず笑ってしまった。
それからはメニューを聞いては作る、を繰り返してすっごく忙しそうだったから、
私は邪魔しないようにと、黙って食べることにした。
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「…あれ？A？」
おいしくご飯を食べてる時に、そう声をかけてきたのは
「……先輩……？」
予想外な人物に私は目を見開いた。
彼は、私がタバコを吸うきっかけになった、あの先輩。
「やっぱAだよな。めっちゃ久しぶりだな」
「ほんとですね」
何年か前のチャラそうな金髪は黒髪のオールバックになっていて、ちゃんと仕立てられたスーツを着てるから、きっと今は真面目な人になったんだろう。
「久しぶりだほんとに。隣いい？」
数年前とは全然違う姿に戸惑いつつも頷く。
「…何年ぶりかな」
「…3年ですかね？」
「そっかぁ…」
感慨深そうに彼が呟く。
「あ、俺のこと覚えてる？笑」
「当たり前じゃないですか！キム・ドヒョン先輩です。」
「嬉しい。ちゃんと覚えてたんだね。」
あの頃特有の反抗期？イキり？みたいなものからはお互い抜け出して、
今では大人になった会話をしている。
私たちも成長できたんだな
先輩も、初めてあったら普通にいい雰囲気のサラリーマンって感じで。
そのあと色々話したら、彼はあれから真面目になって、もちろん頭もよかったので、いい会社に勤めているそうだ。
就職の大変だった話とか、あの時のクラブに通ってた話とか、
負担だったものがとれて、楽に笑い話みたいに話せるこの会話が、なんだか楽しかった。
「…俺もね、色々あったのよ。そうだ、この後空いてる？ちょっと飲みに行かない？Aの話も聞きたいし」
「あ、えっと」
「いや、用事あったりしたら全然いいけど」
先輩の話はすごくおもしろいし、もっと聞いてみたい気もした。
「えっと、早く家に帰れるなら全然いいですよ」
「あ、ほんと？おっけ、日が暮れるまでには解放しますね笑」
なんて先輩がおどけていって、私たちはお店を後にした。
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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます！少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (
レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます！完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです！ (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています！更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Muu | 作成日時：2021年9月15日 17時
