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元いた一人暮らしの家に荷物を取りに行った私。
部屋の整理をしていると、窓の外に見覚えのある車が止まったのが見えた。
「…うそ」
あれは、母親の車だ。
間違いない。
なんで、あの人が？今？
悪いことをしているわけでもないのに慌てて座り直す。
ガチャっとドアが開いた。
「……A………」
少し驚いた顔のお母さんが、私を見つけるとすぐに土足で部屋に上がってきた。
「あなた、今までなにしてたの？」
すごい剣幕で、声だけは冷ややかに母は言った。
「…なにって、お買い物とか…」
「…何を買ったの？」
……そんなことまで聞いてどうするの？
「…食べ物とか色々」
そういうと、母は土足のままリビングにきて、冷蔵庫をあけた。
もうユンギさんと同棲を始めているから、
冷蔵庫にはもちろん、まともな食料なんて入ってない。
「……おかあ…」
「私に嘘ついてるでしょう！！！」
突然母が大声で怒鳴った。
「何が買い物よ！！あなた、ここ何ヶ月もここに住んでないわね？お母さん何回もここにきて確認したのよ！」
キャンキャンと金切声を上げられて耳が痛い。
…何回も確認したって
もしかして
「私がいない時に家に上がったの？」
私がいうと、彼女は目を見開いた。
「なに！？その顔は。ここは、私があなたに見つけてあげた家なのよ、あなたの家じゃなくて、私が貸してあげた家！確認しにきて何が悪いの？」
…言葉を失った。
例え親子だとしても、家に勝手に上がり込むなんて、ありえない。
「…お母さん、私にもプライベートがあるのに、勝手に入ったりしないでよ」
静かめに言った。
その態度がまた気に食わなかったらしい。
「あなたは私の娘でしょ！なんでお母さんの言うことが聞けないの？」
「私はあなたの道具じゃないよ」
「うるさい！一体誰の家に行っているの！？男なの！？相手は金持ちでしょうね？」
男って…
金持ちって……
「お母さんはお金のことしか目がないの？世間体を気にして生きることしかできないの？私の自由は？私の生き方は？」
初めてお母さんに自分の気持ちをぶつけた。
しかしやはり母は、さらに怒りに満ちた顔になった。
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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます！少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (
レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます！完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです！ (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています！更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Muu | 作成日時：2021年9月15日 17時
