恋をしました。(Daiki.A)

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Ryosuke side





はぁ、息苦しい、、、



文化祭の衣装に着替えたはいいけど
動きにくいし暑いよ！！

なんか強制的に王子様？の衣装になったんだけど
夏にこの格好はきつい。


それに、普通に恥ずかしいし。笑




仕切り越しに女子たちの

「かわいい！」とか「写真撮ってー！」とか

色んな会話が聞こえてきてて、


髪にワックスをつけてセットしながらも
なんとなく耳を傾けていると、




「え！Aちゃん可愛い！！」


「うわ！ほんと最高！可愛いよ！A！！」



なんて声が聞こえてきて、、


まあ、２つ目は佐藤の声だろうけど(笑)



セーラー服だっけ。

Aのコスプレ、早く見たいなあ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




集合から40分くらい経った頃、

全員の着替えが終わったらしく、
仕切りを外すことになった。


男たちはそりゃあ楽しみでしかないから
カウントダウンなんか始めちゃったりして(笑)



3！





2！





1！







「「「オープン！！！」」」



＼ キャーーーーー！！！！ ／



周りはみんな騒ぎ始めたけど
時が止まったみたいな感じがした。


いや、可愛すぎだろあれ。


佐藤の後ろで微笑んでるA、
いつもとは違ってメイクをしててセーラー服で、、



なんてぼーっとしてると、




「山田くん！写真撮ろ！」「私も！！」



って、ありがたいことに女の子が来てくれて


何人かと写真を撮りながらも
Aのほうを気にかけていた。




瑞「あ、山田！写真撮ってー！」


涼「え！？」


瑞「私とAのツーショット！全身写したいの！」


涼「あ、そゆことね。」



ふたりを撮って佐藤に携帯を返すと、


『あ、ねえ、写真撮ろ？』


ってAから言ってくれたから
もう嬉しすぎてにやけが止まらなかった



『やっぱ涼介は逃れられないね(笑)』


涼「ほんとだよ。ほぼ強制だかんな？」


『似合うんだからいいじゃん！かっこいいよ』


涼「お、おう。」




不意打ちはずるいって。

でも、かっこいいの一言で
この衣装もすっかり嫌じゃなくなっていた、、














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