恋をしました。(Daiki.A)

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You side





？「あ、もしもし。有岡です！」




登録はしてないけど、
電話番号を見たときにそうかなって思った。




0415




下4桁のその数字は、たしか先生の誕生日で
クラス全員でおめでとうって言った記憶がある。



てか、そもそも家に電話かけてくるのなんて
有岡先生くらいだし。笑

なんて思ったらちょっと面白くて




『ふふ(笑) Aです！』




そう言うと、


え、なんかおかしかった！？って慌てるから
それもまた面白くて、笑いを堪えながら



『いや、なんでもないです』



そう答えた。




大「なんなんだよ(笑) あ、お弁当めっっっちゃ美味しかったです！！世界一！！！」


『それは言い過ぎですよ。でも、よかったです』


大「言い過ぎじゃないって！










、、、まじで1番美味しかった。」







やっぱり有岡先生はずるい。




いつも子供っぽくて明るいのに
急に落ち着いた低い声で話す。


それに、1番ってことは
誰かに作ってもらったことあるんだなって
なんか “大人” を見せられた気がした。




『じゃあ、そうゆうことにしておきます』


大「その反応は信じてねえな(笑) てか、今大丈夫だった？急にかけちゃったけど」


『大丈夫です。暇してたので』


大「ならよかった。まあ、先生としてはテスト前に暇されてると困るんだけど」


『ちゃんと勉強もしましたよ！！先生とちがって、これでも根は真面目なので！』


大「おい！バカにしてんだろ」














こうやって電話が楽しくなるほど
あとで寂しくなるってわかってるのに、、



切ろうとは思えなかった。
















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