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52 (零side) ページ5

朝、Aよりも先に起きて
朝食とコーヒーを用意しながら待ってると


寝室の扉が開く音がしてそちらに視線をやる

寝起きなのかAはボーッとしながらも片手に携帯を持ってソファーに座る



そんな彼女に歩み寄り



「朝食食べるか?」



「…朝食…?」



「あぁ、お腹空いてないか?」



「…あの…降谷さん…」



「何だ?」



「____」





思いがけない言葉に俺は急いでAに身支度をさせて

家を出て車を走らせる









着いた先は警察病院

Aが診察をしてる中で俺はその外で待っていた




"「…朝食って何ですか…」"




そういえば、ここ最近のAはおかしかった



ドライヤーの場所が分からないと言った事、


俺の歯ブラシを間違って使いかけた事、


そして昨日、ヘアアイロンの名前を聞いてきた事、




単なる忘れてただけなのだと思ったが……くそ!何でもっと早く気づいてやれなかったんだ!

自分への怒りをコンクリート壁に拳をぶつけると


診察が終わったのかAが入った診察室から看護師が出てきて




「桜夜さんの診察終わりましたので中にお入り下さい」



「はい、」



中に入ると椅子にはAが座っており
その向かいに先生が座ってデスクにある電子カルテを見ていて


俺はAの隣に座り




「先生、どこか悪い所があるんですか」




「…それなんですが、どこにも異常は無いんです。」



「……は?異常がない?」



「はい、脳腫瘍の線やガンの線も考えMRIをしてみたんですが正常なんです

正直、腫瘍も無いしこれと言った症状がないので今はどうする事も出来ない状況なんです
ですから時間をおいて様子を見てみましょう、降谷さんそれでいいですか?」



「…はい」




そして、何も得られないまま
Aと俺は車に戻り発進させ

家に帰り着いたがお互い車から降りる事もなく無言になる



「ごめんなさい…」



「…Aさん」



「はい…」



「俺はそんなに頼りないのか」



「ち、違います!そんなこと「なら何故黙ってた」…」




俯くA、、分かってる、責めてもどうしようも無い事くらい……


「先に家に帰っててくれ、これから組織の所に行かなきゃならない」


「…気をつけてくださいね……」


「……」



伝え方が分からず冷たくしてしまい

Aは降りてドアを閉め確認した後にエンジンをかけ


バーボンフェイスに切り替え車を走らせた

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明里香(プロフ) - 86話、そゆうことじゃなくて、そういうことです。 (2022年11月19日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます(´;ω;`)更新遅めですけど読んでいただきありがとうございます! (2022年8月1日 7時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)
らら - とっても好きですこのお話!このお話で何回涙腺崩壊したことか…お体にお気をつけてくださいね!! (2022年8月1日 7時) (レス) @page31 id: cf14a9c3ba (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 目敏くてすみません。楽しみにしています。頑張ってください。大変な状況化ですが、お体に気をつけて、お過ごしください。 (2022年7月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
モチ大福ちゃ(プロフ) - かるぴんさん» 読みづらい所、多々あるのに見て頂きありがとうございます!温かく見守って下さいm(_ _)m (2022年7月26日 14時) (レス) id: 21e694d742 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチ大福ちゃ x他1人 | 作成日時:2022年7月5日 0時

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