サッカーなんかクソ食らえ６【イナギャラ】 (ページ8)

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それから井吹と神童とAは、東の種族の者にその後助けられ、今は東の種族達の集落のような場所に案内されていた。

神「危ないところを救っていただき、ありがとうございました」

井吹「助かりました」

『ありがとうございます……』

？「ここは我らの縄張り。なぜ地球人が踏み入った？」

目の前に座る、東の種族の長老であるログロス・ゴードンがそう聞いてくる。

神「俺たちは貴方方に尋ねたいことがあって来ました」

『この星にあるって言う、赤い石のこと知らない？』

Aがそう聞けば、周りの人達がざわつきだす。

ログロス「何故その赤い石とやらを求めるのだ？」

神「それは、宇宙を救うためです」

ログロス「なに？」

神「本来、星の存続をサッカーの勝敗で決めるなんて間違っています。

赤い石があれば、この宇宙の危機を救えるかもしれないんです」

ログロス「何を根拠に？」

神「俺たちに、どこかわからない遠い場所から交信してくる少女がいます。

４つの希望の欠片を集めて彼女の元に辿り着ければ、全ての星を救うことができるというのです。

彼女は、この星では赤い石を捜せと言いました」

ログロス「それで赤い石というわけか……フンッ、安易な」

神「教えてください！その赤い石のことをっ！」

ログロス「我らは何も知らん」

そこからしばらくの沈黙が続いた。