サッカーなんかクソ食らえ６【イナギャラ】 (ページ34)

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それから歩き進んで行くと、サッカーコートのある場所に到着した。

井吹「中々良い場所だな」

天馬「じゃあ、早速練習試合だ！」

信助「バンダも一緒にやろうよ！」

バンダ「えっホントに！？一緒にやってもいいの！？やったー！」

剣「俺はやめとく」

神「剣城？」

葵「調子悪いのかな？」

『ほっときゃいいじゃない……てゆーか早く降ろしてよ神童！』

Aは未だに神童に抱き上げられたままだ。Aが暴れるので今はおんぶをされている。

神「もう歩けるのか？」

『とっくの前から歩けるわよ！』

Aはそう言って神童の背中から降りた。

バンダ「ねえねえねえ！早くやろうよ！」

天馬「あぁ！」

そしてバンダを含め、練習試合が始まった。

バンダはやはり虫から進化したということで、アースイレブンより身体能力が高く、皆に疲労の色が見え始めてもバンダだけは顔色一つ変えずに全力でサッカーをしていた。

鉄角「あいつ、どうなってるんだ？；」

『体力ありすぎでしょっ；全然スピード落ちてないし……』

野咲「疲れないの？」

バンダ「疲れてる暇なんてないよ！」

野咲「もうダメぇ……；」

真「こっちもダメ；」

森村「こっちも……；」

真「やはり侮れません、ラトニークの体力……」

『ほんと……；』

その時、風に乗って異様な匂いがA達の鼻に入ってくる。

『な、何か……おかしい……ん？』

花畑の方に目線を向けると、そこにはここにはいないはずの両親が優しげな笑みを浮かべAを見ていた。

『父さん、母さん……？』

Aだけでなく、さくらと真名部と好葉も何かに引き寄せられるように花畑に向かって歩いていった。