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アルベガが帰った後も、皆は練習を続けた。
AはFW同士、市川と組んでパス練習をしていた。
『あーもうあっつい！ここにいるだけで痩せちゃうじゃない！』
野咲「痩せるならいいじゃない別にー」
市川「Aさんはモデルをやっていますからね。体型維持が仕事のようなものですから」
その時、天馬が皆を集め再びカトラと会ったという話をし始めた。
水川「いい加減にして。カトラ姫はお亡くなりになったと言ったはずよ」
天馬「でも、この目ではっきりとっ……やっぱりカトラはいるよ！
カトラが言ったんだ。東の山へ行って、赤い石を見つけろって」
皆帆「東は確か、機械否定派……翼を持つガードン人だね」
鉄角「ちょっと待てよっ、今は試合前だ。練習する方が大切だろ」
真「賛成です。この環境に対する皆の適応度がまだ万全とは言えません」
天馬「この戦いは、勝利するだけじゃダメなんだっ！
カトラが導いてくれる、宇宙を救う方法に辿り付かないとっ」
真「キャプテンは、いるかどうかもわからない人の言葉を信じて行動するというのですか？」
天馬「うんっ、俺はカトラを信じるっ」
真「いや、信じる信じないの問題ではなくてですね……」
神「あぁ、確かにそういう問題ではないな」
天馬「そんなっ」
神「だが、試してみる価値はあるだろう。それが宇宙を救う唯一の可能性ならばな」
天馬「神童さん……ありがとうございます！」
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年2月8日 0時
