２１２． ページ12
皆が出発の準備をしている時、Aは黄名子にこっそりと話しかけた。
『黄名子ちゃん』
黄「どうしたやんねAさん？」
『君にお金持ちの親戚がいるという話……あれは嘘だね？』
黄「な、何のことやんね〜？；」
『誤魔化さなくてもいいさ。皆には内緒にしておくしね。
それに……フェイ君は君の嘘を見抜いているはずだからね』
黄名子は少し焦ったような顔になる。
『ま、君が何を隠していようと私はどうでもいいのだけどね。
さぁ、出発だよ』
Aがキャラバンへ向かおうとした時、黄名子が呼び止める。
黄「Aさんは……Aさんは、何のために戦ってるやんね？」
黄名子の言葉にAは少し沈黙した後、ゆっくりとはっきりとした声で言う。
『円堂を助け出す……それが達成できれば、後はどうでもいいのさ』
Aはそう言うとキャラバンへ向かっていった。
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月奈 - まだ物語は終わらないと思いますが、もし良ければ、豪炎寺と主人公の子供達の小説など書いて頂けると嬉しいです。体に気をつけてください。 (2019年10月23日 23時) (
レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとう！夜桜シリ−ズでは恐竜編読めて嬉しいです京都言えば新撰組！沖田総司が一番好きです！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月20日 18時
