４４． ページ44
少年はAを見つめ困惑している。
？「え、えっと……貴方は叔父の知り合いの方ですか？」
Aはその少年を見て一瞬固まる。
？「あ、あの……」
『……君は、影山輝君だね』
輝「え？僕のこと知ってるんですか？」
『まぁね。……君もあの人のお墓参りかい？』
輝「はい！家族の誰も叔父のお墓参りには来たがらないので、僕がこうしてたまに来ているんです。
それに今日は叔父に報告したいこともありましたから」
報告したいこととは、憧れの雷門サッカー部に入ることができたことだろうなとAは思った。
『そう……ならお邪魔しちゃ悪いね。私はもう帰るよ』
Aはそう言うと輝の隣を横切って帰ろうとした。
輝「あの！叔父と貴方はどんな関係だったんですか？」
輝の質問にAは足を止め振り返った。そして優しい笑みを浮かべこう言う。
『私は、影山零治の一番の教え子さ。じゃあね輝君……会えてよかったよ』
Aはそう言うと今度こそ帰って行った。
墓地の駐車場に出ると、そこには赤いスポーツカーの前に立つイシドがいた。
イシド「やっぱりここに居たか。もう話は済んだのか？」
『えぇ……というか、聖帝がそんな目立つ格好でうろちょろしないでくれるかい？
バレたらどうするんだい』
イシド「す、すまない；次からは気を付けるよ……；」
『フフ、それじゃあ本部に帰ろうか。仕事を出来損ないの部下に押しつけてきてしまったからね。
早く帰らないとまた余計な仕事が増えそうだ』
Aはイシドの車に乗り本部まで帰っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - 梅こんぶさん» 引き続き読ませて頂きました。わたくしベルモットも、夢小説を投稿しています。イナズマシリーズですので宜しければお読み下さい。お暇な時で構いません。 (2019年9月29日 1時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - すみません、急かし過ぎましたね！どの作品も更新頑張ってください(^^) (2019年9月28日 23時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
こっちー(プロフ) - 梅こんぶさんの作品とてもいいです！これからも更新頑張ってください！ (2019年9月28日 23時) (レス) id: 05cc57f5e0 (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 基山都華咲さん» 夜桜シリーズは現在模索中です。これまで何度もお願いはしていますが、更新を急かすようなコメントはやめてください。 (2019年9月28日 22時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
基山都華咲 - 夜桜シリーズも続き更新楽しみに待ってます。早く書いてください！(；ω；) (2019年9月27日 18時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年9月22日 21時
