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そんな時、緑谷が立ち上がった。
緑谷「相澤先生、エリちゃん一日だけでも外出できないですか…？」
相澤「無理ではないはずだが。というか、この子の引取先を今…」
緑谷「じゃあ、エリちゃんも来れませんか…！？」
相澤「……なるほど」
緑谷「文化祭！エリちゃんも来れませんか！？」
緑谷がそう言うと、Aと通形も「名案だ」と言いたげな表情になる。
エリ「ぶんかさい…？」
通形「エリちゃん！これは名案だよ！文化祭っていうのはね！俺達の通う学校で行うお祭りさ！
学校中の人が学校中の人に楽しんでもらえるよう出し物をしたり食べ物を出したり…あ！
リンゴ！リンゴアメとか出るかも！」
エリ「リンゴアメ…？」
通形「リンゴをあろうことかさらに甘くしちゃったスイーツさ！」
エリ「さらに…」
エリの口の端からはよだれが垂れていた。
相澤「校長に掛け合ってみよう」
緑谷「それじゃあ…！エリちゃん…どうかな！？」
エリ「……私考えてたの。助けてくれた時の…助けてくれた人のこと…
ルミリオンさんたちのこと、もっと知りたいなって考えてたの」
通形「嫌ってほど教えるよ！！校長に良い返事がもらえるよう俺達も働きかけよう！
俺休学中だからエリちゃんとつきっきりデートできるよね！」
エリ「でぇと？」
通形「蜜月な男女の行楽さ！」
エリ「みつげつなだんじょのこうらく？」
『何小さい子に教えてるんですか先輩』
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年6月3日 2時
