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それから大体の候補が出そろった。
飯田「一通り皆からの提案は出そろったかな」
八百万「不適切・実現不可、よくわからないものは消去させていただきますわ」
そう言って常闇、青山、峰田、爆豪の提案が消された。
そしてその中からどれを選ぶかという話に当然なるわけだが、皆の主張が激しく時間内に終ることができなかった。
相澤「実に非合理的な会だったな。明日、朝までに決めておけ。
決まらなかった場合…公開座学にする」
「「(公開座学！！；)」」
それから放課後になって、インターン組は公欠の時に受けられなかった授業の補習を受けていた。
他の者達は寮に戻って出し物を決めるとのことだった。
そして補習室にて、相澤から保護したエリちゃんについて話を聞かされた。
梅雨「緑谷ちゃんとAちゃんに会いたがってる？」
相澤「ああ。厳密には、緑谷と通形と付喪を気にしてる。
要望を口にしたのは入院生活始まって以来、初めてのことだそうだ」
緑谷の方を見ると、嬉しそうな表情をしていた。
『…相澤先生、私も行って大丈夫なんでしょうか』
相澤「？」
『私あの時、自分の個性を制御できなかったとはいえ、きっとエリちゃんに怖い思いをさせたと思うんです。
私が行くことで、エリチャンに怖い思いをさせませんか？』
Aがそう言うと相澤は言葉に困っている様子だった。Aの言うことは最もだったからだ。
相澤「……だが、エリちゃん自身が、お前を気に掛けてるんだ。話す必要はない。顔だけでも見せてやればいい」
『……そう、ですか。わかりました』
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年6月3日 2時
