人の皮を被った鬼捌【ヒロアカ】 (ページ43)

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そして文化祭も終了の時間となり、生徒達は片付けを始めていた。

Aと爆豪もそろそろ寮に戻ろうとした時、ふと斜め前を歩いていた爆豪が足を止めた。

爆豪「てめェよ…俺のことどう思ってんだ」

爆豪の質問にAは「？」という顔をする？

『やんちゃで手の付けられない猛獣かしら？』

爆豪「ンだとゴラァ！？」

Aは馬鹿にしたような笑みで爆豪を見ていた。

爆豪「つーかそういうこと聞いてんじゃねェんだよ！！俺のこと好きか嫌いかって聞いてんだ！！」

『……』

Aは爆豪の言葉に言葉を詰まらせた。そして＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『や、やだわ爆豪少年ったら～べ、別に私貴方のこと好きだなんて、ましては異性として見ているなんてこと絶対にないわ～』

いつになく饒舌で顔を赤くしながらそう言うAに、爆豪は確信していた。

爆豪「てめェ…やっぱ俺のこと好きなんじゃねーかよ。どうりで最近目の色が違ぇワケだ」

そう言って爆豪は近づいてくる。そして顔を近づけ意地悪な笑みを浮かべる。

爆豪「俺の女にしてやってもいいぞ」

『…寝言は寝て言ったらどうかしら？』

爆豪「あ？」

『私が欲しかったら、力尽くでものにしてみなさい。

私に「ＹＥＳ」と言わせることができれば貴方の勝ちよ。どう？』

爆豪「ハッ！面白ぇ。てめェそれ覚悟できてンだろーな？

俺は欲しいモンは絶対に手に入れる主義だ。即行で言わせたらァ！」

そしてその日から、爆豪とAの長期に渡る攻防戦が始まることになった。

『(ハァァァァァー…私何言っちゃってるの！？勢いで変な勝負仕掛けちゃったじゃないもうっ！)』

寮に戻ってからAは一人で枕に顔を埋めて叫んでいた。