人の皮を被った鬼捌【ヒロアカ】 (ページ28)

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３７８．ページ28

オールマイト「ただ２０％～３０％の力に合せた装置でもかさばってね。

中・遠距離攻撃主体ならともかく…近接主体の私では壊れてしまうことが多くてね。

結果的に何も付けずこの身一つで戦う事を選んだのさ」

緑谷「なるほど…」

『アイテムで補強していくのは素晴らしいアイデアだけど、くれぐれもそれに頼りすぎることのないようにね。

アイテムを失ったら力が発揮出来ないなんて、本末転倒だわ』

緑谷「うん！…ところで、Aさんはサポートアイテムは刀だけなの？」

『アイテムがなくとも、その辺に転がってる石や枝なんかを武器にできるからいいのよ私は』

Aはそう言って足元の小石を拾い上げ、緑谷の横の樹木に向け投げた。

小石は樹木の一番太い幹の部分を貫通し、その後ろの樹木の幹に埋まっていた。

『ね？』

緑谷「いつ見てもすごい威力だ…；」

緑谷は幹に綺麗に空いた穴を覗いていた。