元最凶の吸血鬼がメイドになった件 Ⅵ【黒執事】 (ページ32)

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開会宣言も終え、各自は前夜祭のパーティーを楽しむことに。

その中にはミッドフォード家の姿もあり、シエルはエリザベス達と話をしていた。

そしてAはというと、シエルの命令でこの大会の期間だけ元の姿で学校にいることとなった。

侍女の姿のままでは浮くので、Aはセバスチャンに用意された青色を基調としたドレスを着て前夜祭に来ていた。

『全く、人間というのはどいつもこいつもやれ宴やらと騒がしい……夜くらい静かに過せんのか』

セ「おやおや、退屈そうですね。こんなところに美しい女性が一人でいるだなんて」

『フン、今近づいたら面倒な連中に捕まるだけだ』

セ「それもそうですね。もう少し離れた場所に移動しましょ＿＿＿＿＿＿＿＿」

フランシス「おい、いやら執事、それにA、ここで何してる」

セバスチャンとAが移動しようとした矢先、フランシスがセバスチャンとAを見つけ肩を掴んで来た。背後からくる圧に吸血鬼と悪魔は身を縮こまらせた。

セ「おっと侯爵夫人……；」

『よく我々を見つけましたね……；』

フランシス「何だその姿は！こんなふしだらな教師がいるか！それにお前のそのドレスは何だ！淑女たるもの肌の露出は控えろ！！」

フランシスの説教にセバスチャンとAは頭が上がらないでいた。