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のぼせてきました ページ47

『・・・・・・』

いつの間にかずっと風呂の中に入っていた。
意識も頭も体もボーッとし、何も考えられなきなってきた。

「・・・じ。・・・・・・るじ。・・・・・・主!おい、大丈夫か?!」

『んあ?・・・・・・おう』

超至近距離でもうカネさんさんの顔が目の前に迫っていた。
ぶつかりそうなのによくやるなぁ。
それに気づかない俺も凄いなぁ。

「のぼせてんのか?・・・たく、まだまだだな」

『・・・・・・ん、そうだね』

「男たるもの、風呂に1時間はつからねぇとなぁ」

『・・・・・・ん、そうだね』

それはそれで逆上せまくって逆に誰かに迷惑をかけるんじゃ・・・。

「なぁ・・・おい、生きてるか?」

『・・・・・・ん、そうだね』

「・・・・・・」

『・・・・・・ん、そうだね』

「まだ何も言ってねぇけど?出るか?そろそろ。お前死にそうだし。ていうか、死んだ顔してるし」

『・・・・・・男たるもの・・・は、1時間は・・・浸かるんだろ・・・』

「・・・・・・・・いや、浸からなくていいよ、もう」

『頑張ります・・・あと59分25秒13・・・耐えます』

「・・・こまけぇな」

『あ、彼処にカエルが・・・』

「お前本当に出た方がッ?!!」

ばっしゃァァァァん!!

とお湯が一気に俺に襲いかかった。
カネさんさんの焦りと怒り声が聞こえてきた。

「お、おっ、お、おぅ、お前なァァァァァァ!!あぁん?お前、さっきから何なんだよ!」

『だって・・・本当に・・・いるし・・・』

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!やめろ!やめてくれ!」

『・・・・・・』

カネさんさんは焦りまくってソコに置いてあった桶にお湯を入れ俺にかけ始める。
謎の行動。
俺はひたすら被り続ける。

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!カエルなんてぇええっ!俺がっ!たたっ斬る!!!」

『・・・斬ったら俺が調理して食べさせてあげようか』

「何俺を恐怖のどん底に陥れようとしてんだおのれはァァァ!!」

ふふ・・・イッテQ様の様にサバイバル活動してみないか。カネさんさんよ。

背中を洗わせて下さい→←オトン カネさんさん



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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月16日 23時

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