今度の審神者は超怖がりでした《参》 (ページ5)

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審神者会議の準備ページ5

｢ねぇ、主･･･明日って、審神者の会議だよね？｣

『･･････』

｢支度しなくていいの？｣

『･･････はっ！！』

すっかり忘れていた。会議の｢か｣という文字を忘れていたぐらい普通に過ごしていた。危ない危ない流石近侍清光。

『何話すの？』

｢俺に聞いてどうすんの･･･近侍は外で待機！だから聞こえない！怒鳴り声は聞こえる！｣

怒鳴り声は聞こえるんだ。防音室じゃないんだな。
何について怒るんだろうか。それはそれで気になりますな。

『･･････行きたくないな』

｢なんで？｣

『ある意味戦場かもしれないし･･･てかなんで俺なの？演練会場いっぱいいたでしょ？他の審神者さんでもいいじゃん』

｢ブラック本丸の集まりだって｣

『かァァァァァァ･･･！なんということでしょう！ズバリ行きたくありません！』

丸尾くんみたいな言い方してみた。でもそんな感情が一気に流れ落ちた。ブラック本丸の集まりとは。
最近のブラック事情を話すのだろうか。もう刀で殺されるというのはないけど精神的に殺されかけているぐらいだろうか。ここのブラック本丸。

『･････････特に今斬られてないから鶴さんの行動が俺の心の本丸をブラックに染め上げているという事でいっか』

｢･･････はぁ｣

『･･････はぁ』

俺と清光はお互い精一杯なため息を吐き、明日の(ブラック本丸)審神者会議の支度をすることにした。