今度の審神者は超怖がりでした《参》 (ページ38)

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逃走中⑥ ページ38

まがまがしいオーラとキラキラしたオーラがいっぺんに背中に伝ってくる。

｢それでな、土方さんって｢マヨネーズご飯｣ってのが好みらしいぜ、今度食おうと思うけどお前もどうだ？｣

｢直ぐに訂正してください、主さん｣

カネさんさんの目線は堀川くんに。
堀川くんの目線は俺ことAに。
ズサズサと刺さり俺のメンタルに突き刺さる。

『怖い、怖いよ･･･堀川くんが怖いよぉぉお』

｢謝ってくれたら半殺しで勘弁してあげます｣

『もうそれ半分殺してんだろ！！』

｢国広が怖いんだけど･･･なぁ？主、国広どうしちまったんだ？！｣

『俺が聞きたいっ！カネさんさん･･･堀川くんを止めて！マヨネーズご飯作るから！』

作るっつってもかけるだけだけど。
マヨネーズ1本残さずご飯にかけるだけだけど。
みっちゃんの目の前でやったら失神しそうだからカネさんと堀川くんだけにやってあげよう。

｢よぉぅし！国広、主が土方さんの大好きな｢マヨネーズ飯｣作ってくれるってよ！だから落ち着け！国広らしくねーぞ？｣

｢･･････カネさん･･･｣

｢おう！｣

｢そうだよね！僕らしくないよね！カネさんに止められるなんて僕まだまだだね！｣

『やっと止まった･･･』

死ぬかと思った地獄の逃走中は幕を閉じた。