審神者絶体絶命！！ ページ17
大声で叫んだ後逃げようとしたA。けど左手首を強く掴まれた。その人の力を強くて強くて強すぎません？というぐらいだった。
『･･･ッあ』
左手首はミシミシと音を立てる。痛い。
｢･･･痛いのかい？なら嬉しいね。君という審神者がどれだけ僕達に恐怖を与えたのか･･･知ってもらわないとねッ！！｣
ねッ！！の部分で力を込め俺の腕を破壊した。
『がァァァァァァァァァ！！』
痛みと怖みがダブルパンチで来るとは･･･。近侍の清光を叫んで助けてもらいたいが怖くて痛くてそれどころではない。
ラスボス並の強さを持つこのクッパにから逃げねばならんのだ。ピーチ姫は。
腰に挿していた木刀で相手の腕を切り開放される。
『･･････はぁっはぁっ』
｢おや？･･･君は剣術でも習っていたのかい？｣
『･･････』
切られた相手の腕は元通りになっていた。
逃げようとしてとりあえず月夜の光のところまで出る。
向こうから歩いてくるその人の軍服は真っ赤に染っていて･･･綺麗な顔をしたその顔にも傷や赤い液体が流れていた。
｢醜いだろう？審神者がこうしたんだ･･･僕はそれを恩として返すために君を待っていたのさ！｣
俺が動くよりも早く彼の右手が俺の首を掴んだ。
鉄の塊みたいに固く締められたため身動きができない。彼らは刀。でも人としての実態を持つ。
人では出せない尋常ではない力を出す。
『ぐっ･･･が･･･』
｢痛い？それとも苦しいかい？君らがやったことはこういうことなんだ･･･何故審神者は使えないモノが出ると刀解する？何故なんだい？｣
『はっ･･･うぐ･･･』
酸素を必死に取り込もうと体が動くのだが肩に鉄の塊を刺された。赤い液体が腕を伝いながらこぼれ落ちていく。刺されたのは右。
｢君の血は綺麗な色だね･･･おや？｣
彼は何かに気がついた。多分見たのは醜い身体。
一瞬彼は首を絞める力を緩めたのでそれがチャンスだと思い俺は叫ぶ。
『あぁあああー！憧れのぉおおおっ！！ポケモンマスタァァァァァァァにぃいいいいいい！なりたいなぁぁぁぁ！ならなくちゃァァァァァァァァァァァァ！絶対！なってやるぅうううううう！！』
それを聞き付けた誰かが物凄い勢いで俺の方向へと近づいていく。
｢あ、主殿？！な、何をしておられるのです！｣
｢･･････！？｣
『い、ちご･･･にぃ･･･さ･･･』
｢貴様･･･何者だ｣
｢僕は･･･刀解されたにっかり青江･･･また今度会おう｣
そう言って消えた
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作者名：のろすけ | 作成日時：2019年7月16日 23時
