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鍛刀させられそうになる主 ページ7

「審神者様、一度、鍛刀してみませんか?」

『・・・・・・まだ覚え切っていない審神者にそれを言うのか、貴様は。精々渾名で呼ぶぐらいしか出来ない、フルネームぎりぎりの審神者に、それを言うのか』

「新しい刀剣男士様がこればこの本丸もいっそ華やかになるはーー」

『ココがいつホワイト本丸になった?俺はまだグレー辺りだと思ってるんだけど?掃除完了してないし!前までの審神者がためた刀剣様たちのストレスもあるんだよ?まだ刀剣さんが来ていいと思ってない!』

「まぁまぁ・・・審神者様のお気持ちは分かりますが政府がーー」

『お前は政党か!お国は関係ねぇ・・・!あの見た目ハンター達のことは知らん!政府が絶対って聞いてないもん。俺の好きにしていいって言う感じだったもん』

「でも、説明したでしょう?新しい刀剣様作って、刀装(装備)つけて、出陣させてって・・・」

『それ全く聞いてない。俺の本丸はブラックをホワイトに変えるために一生懸命になって頑張ってるんですよ?出陣から帰ってきた時の刀剣様達の顔覚えてるかお前はっ!みたか?あの笑顔!恐ろしい』

「それは、元々あの方たちは戦場にいたのですから」

『んじゃ、お前はお稲荷さんが油であげられた戦場を見たか?見たことないよな?仲間が油に落とされた瞬間に人間は笑顔になるのだぞ?想像してみろ。笑顔、怖いだろ?』

「審神者様の・・・例え、難しいです」

『チッ・・・お前の耳、油揚げにしてやろーか。切り落としてただのまぁるい動物にしてやろうか。ドラえもんみたいにしてやろーかゴラ』

「こんのすけは油揚げじゃないです!こんのすけはかわゆいきつねですっ!」

『自分でかわゆいとかいうきつね、もっと油揚げにしたくなったわ・・・痛々しいから、油でもっと痛くしてやろうかな』

「こんのすけは食べ物ではありません!コンコン」

『コンコン言うタイミング絶対違うと思う。・・・あ、ヨダレが・・・』

「うひぃいいい!とにかく鍛刀して下さいいいい!」

『いぃいいやぁぁでぇぇすぅぅぅ!それだけは絶対に譲らなっーー』

「鍛刀して頂いたら手伝い札増量しますよ?」

『そんなもので審神者が釣れるとでも・・・』

「手伝い札あれば、刀剣様が怪我してもすぐ治るんですよ?血は見たくないんでしょう?ねっ?ねっ?」

『・・・・・・やる!』

これから出る刀剣様はどんな御方だろうか。
ワクワク←

この本丸のルール→←ここの粟田口(あわたぐち)の先輩達は怒ると怖い



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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月10日 22時

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