今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ49)

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山伏さんは修行したいページ49

｢主殿！拙僧、演練に行きたいである！｣

『お主は俺を殺す気か』

｢では出陣を･･･｣

『せめて遠征･･･』

｢嫌である。拙僧は修行として出陣もしくは演練に行きたいのである！それは全て拙僧の筋肉のため･･･
拙僧の筋肉！！｣

『い～･･･だってさぁ！返り血がべっとり着いたまま帰ってくるの嫌だし！またあのイカついクマ審神者みたいな人が出てきたらどーすんの！俺やだよ？
絶ッ対やだよ！』

｢でぬ！｣

『出る！俺は見たもん！イカついクマを！時間遡行軍ぐらい怖かった。あの人なら時間遡行軍、素手でやっつけれると思う』

｢拙僧は出陣したいのでよろしく頼む！｣

『聞いてた？』

出陣も演練も行きたいのわかるよ？分かるけどさ。
あんなクマ審神者出てきたらどーすんの。俺対処出来ないよ？

｢拙僧は･･･修行に行きたいのである！｣

『･････山伏さんはどっちに行こうと思ってんの』

｢演練！！！拙僧の筋肉！！｣

『拙僧の筋肉は今いらぬから･･････はぁ、演練』

審神者は物凄く遠い目を山伏さんに向けた。
んんんん！･･･行きたくねぇべよォォ。
嫌じゃ。嫌じゃ。オラは行きたくねぇべさァァァ。

｢では、参る！｣

『い、いい、今から？！今からゆくの？拙者何も準備してござらんよ？』

｢では、先に外で待っている！｣

『ちょちょちょ！心の準備がァァァ！！』

｢うむ｣

『うむ･･･じゃねぇええ！誰か！誰か演練行きたくて仕方なの無い山伏さん！山伏国広さんを本丸に戻してぇええ！』

結局、演練に行くことになったのだが･･･。