今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ44)

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結界が近所の割れた窓ガラスのようにページ44

『清光なんだい、その顔は？結界が破れると思ったらボールが破れたよ、あれ万事屋で500円もしたんだよ？なんてこったい！』

｢なんてこったいじゃないから･･･！なんて事をしてくれてんだよ！あれ割れたらやばいんだよ！｣

『どんな風に？』

｢時間遡行軍が来るかもしれないじゃないか！｣

『･･････』

｢やばいよ！あーもんどーしよ！｣

巫山戯るわけじゃないけどコヤツ今あーもんどーしよ言うたな？アーモンドにしよう！とか無理やりアーモンドに繋げたCMみたいな感じで。ふざけてるか。

『ガムテープでとりあえず貼っとけばよくね？』

｢そんなんじゃ剥がれるよっ｣

『おま、ガムテープ舐めんなぁ？見たこともないのにガムテープ威力低いだろみたいな事言ってんじゃねぇええ！』

｢逆ギレ？！｣

『ガムテープはなぁ、ガムテープは、威力がめちゃくちゃ強いんだよ！1枚どころかベタベタ貼っときゃ普通のテープより倍の力を発揮するんじゃ！』

｢･･････｣

『とりあえず貼っとくから、そこで見てて』

俺は清光を置いて破れた結界にベタベタ貼り付けた。これでよしと思い振り返ったら･･･。
なんと！清光ジト目。

｢･･････｣

『･･････なんか、近所の割れた窓ガラスみたい』

｢･･････結界がダサくなった｣

『･･････』

この一言で俺は早急に結界を自身の霊力で治した。