今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ4)

今日:27 hit、昨日:14 hit、合計:209,370 hit

気絶から起きましたページ4

｢よう、大将。起きたか･･･朝餉だ｣

『･････もう朝か』

｢･･･後頭部は無事か？｣

『うん、後頭部は･･･無事。俺は今日も生きている』

｢そりゃ良かった｣

薬研先輩との会話。これが一番平和と言える会話。
わざわざ部屋に朝ご飯運んでくれました。有難いごっちゃです。

｢大将の顔、死んでるなw｣

『全部はあのラスボスのせいだがな』

｢らすぼす･･････あぁ、鶴丸の旦那か｣

『何故人形に血を塗った。俺が嫌いって知ってるだろ』

｢まぁ、鶴丸の旦那も今回ばかしは深く反省したらしいぜ？｣

『あれが反省と言えますか？あれが･･･』

指さす方向に鬼のお面を被った鶴さんが壁からひょっこりはんしていた。
良かったな。俺が髭切さんとか膝丸さんじゃなくて。今頃殺されてたぞ。ほんと。

･･･審神者が何故髭切さんと膝丸さんを知っているかって？それはなだな･･･。刀剣さんってどのくらいいるのかな検索してた時に出てきたのだ。御二方の紹介が。･･･それで知った。

｢よっ！！！『ひっ･･･』主、相変わらず大声になると驚くなぁ、ははっ、愉快愉快｣

何処がだコラ。お主のせいで俺ァ死にかけたぞゴラ
今日が節分だったら俺全力で豆顔面に当ててるからな。節分覚悟しろよ。

『亀でも投げてやろうかあぁん？』

鶴には亀じゃゴラァァァ！

｢お、おぉう･･･すまない！わ、分かったからその顔で見るのは辞めてくれ！｣

恐ろしい恐ろしいと鶴さんは逃げていった。よし、驚きとか俺の寿命を縮めようとする奴を追い出してやったぜ、きらん。

｢大将って怖がりだよな？｣

『そうだけど？なんで？』

｢最近、和泉守の旦那とかが凄く怖がってるから･･･何だか逆な感じに思えてきたんだ｣

『あー、メンチ切るって事覚えたから、今日から俺は･･･で』

｢め、めんち？｣

『威嚇みたいな･･･怖がりで舐められてるのなら威嚇してやろうかと』

｢俺っちも誰かにメンチしてみようかな｣

『大好きな一期さんとかは？』

｢･･･俺っちじゃなくて大将が殺されるぞ｣

『･･･････』

｢どうかしましたかな？｣

『みゃっっ！･･･んだふる』

ワンダフルって言いそうになり、噛み、自分ではめちゃ恥ずかしいがこの2人には多分分かっていない。

｢みゃんだふる？大将、みゃんだふるとは何だ｣

『聞くな、問い詰めるな』

｢みゃんだふる？新しい言葉ですかな？｣

『そんな笑顔で聞かないでぇぇいいっ！』

流石、ロイヤル王子。爽やか笑顔。