こんのすけの口滑り ページ14
『ねぇ、こんのすけ・・・書類さ、何でまだここブラック本丸って書かれてんの?俺的にはさグレー辺りなんだけど』
「何故でしょう?こんのすけにも分かりません」
『その言い方、何か隠してるって事に思えるんだけど。マジで油揚げにするぞゴラ』
「ひぃいっ・・・こんのすけは何も知りませんんっ!」
『ったく・・・まだ見てない部屋もあるんだよな・・・あそこの謎の御蔵とか』
「ふぃいっ?!」
『んだよ、何に驚いてんだよ・・・』
「いけませぬ!あそこに入っちゃ行けませぬ!」
『・・・・・・それは中に何かあるんだな』
「ぬぉっ・・・・・・な、何もございませぬ!ナイナイ!こんのすけは無いって言ってるもん!」
コイツ毎回思うけど「なぬっ!」とか「ぬおっ!」とかいう顔じゃないよね。
『俺全部部屋回りたいからちょっと行ってくる』
「はぁぁああっ、行ってはだめ!絶対だめ!」
『・・・さっきから押すなよ?絶対押すなよ?みたいに言うなっての・・・誘われてるからね?その言い方』
俺はすたすたそこにあった縄でこんのすけを縛り木にくくりつけ、「こんのすけ、もふもふ無料!」なんていう貼り紙をはると・・・。
「な、なに、何をっ!審神者様!」
『お前誰か来てもし俺のこと話したら・・・・・・油揚げな?』
「うひぃっ・・・酷いよぉ」
『迎えに来るから・・・まぁ安心してモフられたまえ』
「それ、全然安心できませんからァァっ!」
スキップしようかと思ったけどそれだとあとを付けられそうなので忍者みたいにサササッと動きながら謎の御蔵を探索しに行った。
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月10日 22時