ざけんなよ…… ページ9
「え、え！リーオックさんまで飲んじゃったんですか？！」
「このからだをみればわかるだろ！」
威張って言う事じゃないでしょう。
どうしてそんなに考えなしなのよ……。
「ところで、ちゃんとリーオックさんはコノハヅキさんの上司の方に電話をしたんでしょうね？」
私の言葉に、小さなコノハヅキさんは苦笑いをし、リーオックさんは急に目を逸らした。
嫌な予感……
「まさか、薬を飲む前じゃなくて、飲んでから電話をしたの？子供の声で？！」
「………しょうがないだろ！じっけんにむちゅうになってたから、すっかりわすれてたんだ！」
この、ばかぁぁぁぁぁ………！
「そ、それじゃあどうするのよ！」
「元に戻る方法は分かっているんですか？！」
「えーーーわかんないなぁ」
「しるか、んなもん」
ひえーーーーーー
唖然とする私達を他所に、幼児二人は「くすりのききめがきれたら、もとにもどるんじゃないかなぁ」
「なるようになるだろ！」なんて言っている。
恐ろしく楽観的。
でも、それで困るのは私達なのよ！
姉さんになんて言って説明したら良いのよ………。
私は頭を抱えた。
するとその時、また私のお腹が空腹を訴えて「ぐう」と鳴った。
そうだった、忘れてた！
私は朝ごはんを食べにこの部屋に来たんじゃない！
「あ、ナナミちゃんがおなかすいてる！」
「げ」
二人が変な反応をしているけど、無視、無視よ。
これ以上怒りとか驚きにエネルギーを使ってはいけないわ。
今は補給に専念するのよ、ナナミ！
さて、さっきの素晴らしき朝ごはんは……………………………………………………………あれ？
「私の朝ごはん、どこにあるのよ？」
おかしいわ、私が探すまでもなく、ここのテーブルの上にガラスのケースで覆って置いてあったはず。
「あ、あのね、ナナミちゃん………」
「ん？」
私がご飯を探しながら生返事をすると、コノハヅキさんが「さっきね、ぼくたちおなかがすいちゃって………」と言った。リーオックさんも「すまない。おれと、コノハヅキのふたりでたべた。」と言った。
「え？」と言ったのはリーハ君。
私は……………
たまげた。
たまげていた。
「……………誰が食っていいつった？」
幼児二人の顔が一瞬、確かに恐怖に歪んだ。
「ご、ごめんって……」
「す、すまん」
「ごめんですむなら警察はいらないよね？」
「う"」
姉さんが私のために用意してくれたご飯を、よくもよくも……………………
こいつら、本当に許すまじ。
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冷兎 - シャーロックさん» それはない、え、てか二人が言うこと聞くとか明日地球滅亡するの？？ (2021年1月31日 21時) (
レス) id: c9ef579e5a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック(プロフ) - 冷兎さん» ふふふ、ナイスなのはレイトの絵がすっごくかわいいからだよ！ (2021年1月31日 15時) (レス) id: 9c59d2a140 (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - 姉貴…ここであの絵を取り入れてくんのと青葉入ってくんのナイスすぎる (2021年1月31日 1時) (レス) id: c9ef579e5a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック(プロフ) - 冷兎さん» もうめっちゃくちゃだねwこれが本当のクレイジーDAYS☆ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 9c59d2a140 (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - シャーロックさん» あ、俺よりヤバイ人出てきてはるんですけど？？え、ちょ、らんn((ナナミぃ！サンクチュアリ燃やして彼女と一緒に日本に帰って来い！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: c9ef579e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーロック | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sherlock_Rio
作成日時：2020年12月22日 22時
