34 ページ37
→
『･･･ｯ･･･!!!』
大きな音を響かせ床にのめり込んだ自身の手が
蜘蛛の巣みたいな形でコンクリートを削っていく
目の前に敵がいたというのに
誰一人捕らえることが出来なかった･･･！
「安否確認をするから生徒はゲート前に集まるよう」
オールマイトの為にも
先生の指示の元
生徒を遠ざけるべく避難誘導が始まっていく
この場には秘密を知る私とデク君のみが残った
緑谷｢椎名さん大丈夫！？｣
『あーえっと、そちらこそ？』
両足が折れて立つこともままならない彼と
片足が折れてはいるものの普通に立てる私
どう考えても前者の方がよっぽど重症だよね
『色々確認したいから置いてくけど、ごめんね』
緑谷｢あ、うん全然大丈夫。お気遣いありがとう｣
笑って見送ってくれる彼は
よっぽど痛みに強い子なのだろうか
私が言うのもあれだけど。彼も大概やばい
「両足の折れた彼を除いて目立った重症はなし。･･･流石だな」
集合して点呼をとって放たれた言葉
約3名。現場を見ていた人達からの視線が私に集まる
轟｢お前、足のこと｣
『重症ではないから』
切島｢い、痛くねぇの？めちゃ腫れてる｣
『普通に歩けるから大丈夫
そんなことよりさ･･･。』
｢そんなことよりではねぇだろ｣
なんて切島君の言葉には触れることなく
隣にいた轟君と目を合わせる
『確か轟君の個性って氷と炎だよね』
轟｢あぁ」
『ちょっと私の頭上に凍りつくって炎で溶かしてお湯被せてくれないかな』
轟｢･･･何のために？｣
『血生臭くて気持ち悪いから』
蔑んだような視線が送られてくるも
私だって変なこと言ってるのは重々自覚済みだ
ただ今はひたすらこの血生臭い匂いを少しでもどうにかしたくて
ピキっと氷が現れる音がしたかと思えば
何故か包まれた左足首
轟｢今はその足を冷やすことの方が先決なんじゃねぇか？｣
ごもっともですが
ちょっと雑な気がします
『轟君、お願い』
轟｢別にやるのは構わねぇが一つだけ質問に答えろ｣
『･･･なに？』
轟｢アイツは誰だ？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 620人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lin(プロフ) - ぽんさん» めちゃめちゃ嬉しいコメントありがとうございますっ！！ ヒロアカにハマりすぎてスピード更新頑張ってるので楽しんでもらえていたら嬉しいです^^* (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 続きが気になるぅぅぅぅ…あ、初コメ失礼します(土下座)めっちゃ面白い作品に出会った…更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 20584b11a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
