検索窓
今日:5 hit、昨日:38 hit、合計:9,071 hit

兄夫婦の馴れ初め 9 ページ29

「え」

「だから、好きだ」

「や、ちょっと待ってよ!」

なんの取り柄もない私に

対して可愛くもない

なんで



なんで、私なんかを好きになったの



「なんだ、さっきの“好き”は嘘だったのか」

「ち、違う!」

本音を言うつもりではなかったけどついそう言ってしまった

「秋斗くんと、秋斗くんとの関係が壊れるのが怖くて.....好きって言ったら嫌われてもう話せなくなると思ったから......」


「ばーか、俺は高校の頃から人知れずお前に一目惚れしてたんだよ」

「へ」

「あの頃の俺はへたれだったからろくに話すこともできなかったよ、妹には茶化されると思ったから家に呼べなかったし」

「そ、そうだったんだ.....」

私達は行き違いをしていただけだった

気持ちは高校の頃から一緒だった

なんだ

あの時、私にほんの少しの勇気があったら今頃はもっと

いや、考えるのはやめよう


「秋斗くん」

「ん?」

正直な気持ちを話そう

兄夫婦の馴れ初め 10→←兄夫婦の馴れ初め 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 番外編 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年12月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。