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兄夫婦の馴れ初め 8 ページ28
「米原!!」
「やだ......」
あまり運動が得意ではない私がすぐに追いつかれてしまった
手首を捕まれ逃げられない状況
辛い
涙が出そう
でも泣いたら駄目だ
「米原、さっきのは何だ?」
「......空耳」
「は?」
「私、なにも言ってないよ.....」
涙が出そうなのは腹痛
走ったのはトイレに行きたいという強引な理由で押し切ろうとした
「それ、本当にいいのか」
「え?」
「本当にその理由でいいのかって聞いてる」
「っ」
本当はよくなんてない
でも
でも、貴方に会えなくなるのが一番辛い
「......いい」
「そうか、それなら俺の方から」
「はい?」
『好きだ』
その一言が鮮明に聞こえた
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年12月21日 0時