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異変に気付いたのは、電車に乗って十分くらいしてからだった。
いつのまにか背後に立っていた、高3くらいの男子が、私の体を触っていた。
はじめはカバンが当たってるなーと思ってしまうような触り方だったけど、私が気づいてないのを見て、調子に乗ったらしい。
気持ち悪い。
怒鳴りたかった。
でもそんな勇気ないし、何より恥ずかしい。
すると、龍樹が私の肩を引き寄せた。
あまりにも強く引っ張られたので、私はよろけて、龍樹に抱きしめられるような形になった。
龍樹は私と立ち位置を交代して、私を触っていた男たちに言った。
「これ、俺の彼女なんだけど。」
すると彼らは目に見えて焦り出した。
「すみません、戸村くんの彼女だなんて知らなくて！」
１人が必死にそう言う。
龍樹はすごく怖い目をして言った。
「今すぐ俺から見えない所に行け。」
それを聞いた彼らは、人の波を押し避けて隣の車両へ移って行った。
「知り合い？」
「いや、しらね」
「龍樹のこと知ってた」
「まあ、結構ある。そう言うこと」
やっぱり喧嘩で強いからかな。
「大丈夫？」
「うん」
「そっか」
そう言って窓の外の景色に目を向けた龍樹の横顔を見ながら、心の中でいう。
大好き。
ありがとう。
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かぷりちお - コメントありがとうございます！亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 2時) (
レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、？設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷりちお | 作成日時：2018年6月27日 19時
