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真桜side

1ヶ月後


「もうそろそろ慣れてきた?


戸村のいない生活」



「うん」





私は、この人に言わなきゃいけないことがある。


「ねえ」


「何?」


神田くんは優しく微笑んでくれる。


「私ね、龍樹のこと好きだった。



だけどずっと守ってくれたのは神田くんだった」


「そうかな」



「私、神田くんのこと好きになりたい。」



「なにそれ」



神田くんは小さく吹き出した。




わかってる。


おかしなことを言ってるってことくらい。




「僕でもいいの?


僕は戸村じゃないよ」




「いいの」




「遠山さんを守ってたのは僕だけじゃない。」




どういうことだろう。


でも。



わからないままでもいい。





「私と付き合ってください」





「こちらこそよろしくお願いします」




2人して頭を下げた。




顔を上げるタイミングが一緒で、私たちはなんとなく笑った。



緩やかな時間。



龍樹と私の間に流れていた時間とは全く種類の違う流れ。



だけどそれもいいんじゃないかと思えた。




好きな人。



そんなものコロコロ変わって当然だ。





いつしか私は神田くんではない人にも惹かれるだろう。



でも今この瞬間、愛していたいのはこの人だ。



好きだと言われた。




その気持ちに応えたいと思った。



それが、私の想いだから。

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設定タグ:恋愛 , ヤンキー , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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かぷりちお - コメントありがとうございます!亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです! (2018年8月24日 2時) (レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、?設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぷりちお | 作成日時:2018年6月27日 19時

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