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「遠山さん、今日のHRで話すことなんだけど。」
先生にそう言われ、私はやっていた勉強を中断する。
「はい」
「最近苦情が多くて、それに関する考えをまとめて生徒会に提出してね」
「わかりました。」
この学校には、６つのクラスがある。
まずは１組。通称Sクラス。
評定、いわゆる内申点と入試の時の成績の合計得点が上位３５人以内が入れるクラスだ。
２組、Aクラス。
合計得点が７５人位内が入るクラスだ。
３組、Bクラス。
１１５人以内
４組、Cクラス。
１５５人以内
５組、Dクラス
１９５人以内
６組、Eクラス
２１０人以内
１組と６組だけが少人数編成だ。
私立である塔森学園は、クラスによってレベルが分かれる。
Sクラスは東大合格者が毎年５人以上出るようなクラスだが、一番下のEクラスは卒業すらできるかどうか、というレベルだ。
さまざまなレベルの生徒が混在する学校。
私、遠山真桜は、Sクラスの学級委員だ。
チャイムがなり、HRが始まる。
「HRを始めます」
司会をするのは私。
隣には同じく学級委員の神田くん。
「最近本校への苦情が多いと言うことで、皆さんで話し合いをしたいと思います。」
「まず、自分が思うことを言ってください」
手も挙げずに、１人の男子が言った。
「その苦情ってどんなものなんですか？」
私はその子の言いたいことがわかった気がして、少し眉をひそめた。
手元の資料に目を落とす。
「万引き、喫煙、飲酒、騒音などです」
彼はまるで想像がついていた、とでも言いたげに頷いた。
実際想像がついていたのだろう。
彼は言う。
「それって全部Eクラスのせいですよね」
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かぷりちお - コメントありがとうございます！亀更新ですが、完結は必ずしますので、気長に読んでくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 2時) (
レス) id: 0810d4d9bb (このIDを非表示/違反報告)
G - 続き気になる (2018年8月22日 16時) (レス) id: cad32de435 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 続き書かれる予定はありますか、、、？設定が面白いので思わず読み入ってしまいました笑 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 5cff57e74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷりちお | 作成日時：2018年6月27日 19時
