You and me...

からかいがいのある二人-LT ページ46

ちょっとからかいすぎたかな。
それにしても、ｲｪｿﾝがあんなに焦ってるところを見るのなんて初めてかもしれない。


「な、なんか様子が変でしたね。ｼﾞｮﾝｳﾝ・・・」

LT「大丈夫＾＾あの調子じゃすぐ戻ってくるよ」


きっと君を心配して、ね。


「それじゃ大人しくここで待ってましょうか＾＾飲み物無くなっちゃいましたね。
何頼みますか？」


ｲｪｿﾝがいなくなった途端―大人の顔に戻るAちゃん。
ついさっき、ｲｪｿﾝが出て行くのを少し寂しそうに目で追っていたのに。


LT「そうだな、僕は焼酎。Aちゃんは？」

「私はビールもう1杯。あ、あとｲﾄｩｸさん」

LT「ん？」

「私のこと呼ぶの。Aでいいです＾＾ｲﾄｩｸさん、私とｼﾞｮﾝｳﾝよりお兄さんだもん」

LT「そっ？じゃあそう呼ばせてもらうよ」


なんだかｲｪｿﾝが怒りそうな気もするけどね。
でも彼女がそう言うんだから、別にいいよな。


＊


頼んだ酒がやってきて。
僕とAは、改めて酌み交わした。
彼女がおもむろに聞いてくる。


「あの・・・SJではｼﾞｮﾝｳﾝってどんな感じなんですか？
ﾊﾞﾗｴﾃｨとか見てると―年下のメンバーの子たちのがしっかりしてそうですけど(笑)」


話題はｲｪｿﾝのことか・・・。
ま、僕と彼女の共通点っていったらアイツしかないんだけどね。


LT「んーそうだな。確かに弟たちにいじられてはいるけど〜それはアイツが優しいからなんだよね。ほら、ｲｪｿﾝって基本穏やかな性格だしさ」

「ふんふん」

LT「多分メンバーの中では大人な方だと思うよ＾＾みんなきっとそんなｲｪｿﾝに甘えちゃってるんだよね〜」

「へ〜え。SJでも・・・やっぱりお兄さんなんだ」


ほわっと顔をほころばすA。
あ。なんか嬉しそう。


LT「ただ・・・ボーーっとしてるとこはもう少し何とかしてほしいんだけどね」

「あはは！それはもう、昔からですから(笑)」

LT「Aってさ・・・」

「はい＾＾」

LT「ホントにｲｪｿﾝのこと好きなんだね＾＾」

「！！！」


今度は真っ赤になってしまったA。
う〜ん、何も言わずともその反応だけで十分だな。


だからさ。
別にそんなに慌てなくていいんだよ(笑)

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