予想通りの反応-YS ページ38
俺もトゥギヒョンもよく利用する行きつけの店。
全席がブラインドによって仕切られている、ほぼ個室みたいな席で。
ここなら顔を出しても気にせず飯を楽しむことができる。
YS「居酒屋みたいな店で悪いな。でもここなら俺たち目立たないからさ」
「平気〜。私もおしゃれなバーとかより、こういうところのが落ち着くんだ^^」
薄手のコートを脱ぎながら、ニコッと笑うA。
俺とヒョンが着ていたジャケットももらい受けて、ハンガーにかけてくれた。
LT「ありがとう^^」
「いえ^^」
俺はAの横に腰を下ろして、トゥギヒョンは俺の向かいに座る。
Aは姿勢よく正座してトゥギヒョンに向かってお辞儀した。
そしていつもより控えめなトーンで自己紹介を始めた。
「あの、はじめまして。Aです^^」
LT「こちらこそ^^僕は・・・えっと」
YS「知ってるんじゃない?」
「え?」
トゥギヒョンはもったいぶりながらマスクを外した。
多分、Aがどんな反応するかわくわくしてるな。
「はっ!!!?!?!」
LT「はじめまして、僕はイトゥクです^^」
えくぼを浮かべたヒョンの天使の笑顔。
Aは・・・口元を両手で覆って、声にならない声を上げていた。
だよな。こうなるよな。
あまりに予想通りの反応に、俺とトゥギヒョンは笑ってしまった。
*
頼んだ飲み物が来る頃には、驚いて動けなかったAも少し落ち着いたようだ。
だけどまだきょろきょろして目も泳いでいる。
YS「と、とりあえず飲もう;」
「う、うん・・・」
LT「あれ。お前それウーロン茶か?」
YS「ああ。今日は俺が車持って帰るよ。
今日、あんまり飲めそうな体調じゃないし」
LT「そっか、じゃあ僕は遠慮なく飲もうかな^^
とりあえずイェソンとAちゃん、お疲れさん〜♪」
「あ。お疲れ様でーす^^」
トゥギヒョンは、ニコニコしながらグラスを持ち上げた。
さすが場に慣れるのが早いというか。
場を和ますのがうまいというか。
LT「ごめんね〜Aちゃんのこと驚かせちゃった?
確かさ。イェソンの幼馴染み・・・なんだよね?」
そして馴れ馴れしいというか。
それにしてもなんでトゥギヒョンは、Aのことを知ってるんだ?
訳がわからないまま俺はウーロン茶を飲んだ。
あー。やっぱりなんか物足りない、な。
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Mercury zero(プロフ) - ..yrs..さん» おお!まさか私の作品も見に来ていただけるとは!感激でございますっ><浮気ですか・・・それは是非とも兄さんに鞍替えしてほしいところですな(笑)しかし、私の書く残念兄さんじゃ無理くさそうですが;;このお話では〜一応後半でshow you the faithしてます(笑) (2013年4月26日 22時) (レス) id: 92a1792e3e (このIDを非表示/違反報告)
..yrs..(プロフ) - 初めまして!いや、昨日コメント頂いて感動した者です(笑)まだ7話目ですがドキドキ!今後の2人の展開が楽しみ~^^常にイェソンに浮気してるウギペンなのでイェソンのお話大好物です~(笑)♪keep the faithいい言葉です☆ (2013年4月26日 15時) (レス) id: df1c68db7c (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま あんにょ〜ん♪コメありがとうございます!面白い打だなんて・・・恐縮です。小心者なので(笑)じわじわ更新ですが、キュンキュンとかドキドキとかお届けできたら嬉しいです^^こちらこそ今後も宜しくお願いしますね♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - na2Wookさま コメありがとうございます!キュンキュン!それこそが私がお届けしたいものなのですよ!そう言っていただけてホントに嬉しいです♪これからの更新の励みになります〜^^ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま きゃ〜〜!前作からとか!どうしよう、嬉しくて大変!ありがとうございます〜^^我ながら、このイェソン兄さんにはじれったくてイラついてますが(笑)引き続き見守っていただけると嬉しいです〜♪ (2012年11月6日 9時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年10月26日 23時