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Bad Feeling-KH ページ42

家がクリーニング店を営んでるって?ホントかな。
なんだかAさんの言葉が、この場を取り繕うためのはったりというか。
嘘、のように思えてくる。


だって。


「それではイェソンさんも来られたようなので。私もそろそろ戻ります」


突然この場に降って湧いた―イェソンヒョン。
や、元はといえばこの人がなかなか姿を見せなかったから。
僕も彼女もこんなことになってるんだけど。


そんなイェソンヒョンに視線をやりながら。
Aさんがそわそわと、ここを離れたがっているような気がしたから。


僕はというと。
Aさんへのお詫びになりそうなことを何にも確約できないまま。
どこまでも失礼で・・・幼稚な自分しか見せてないことに気付いて。


KH「あ・・・あの・・・!」


僕のわりには、けっこうな勇気で彼女を呼び止めようとするも。


EH「あっ、じゃあ!それ目立つし〜俺のこれ使います?!」

KH「・・・」


僕なんかよりずっと気配り上手のウニョクヒョンに先手を打たれる。
ヒョンは、もんのすんごくカラフルで派手なシャツをAさんの前でバッと広げていて。
思わず僕は伸ばしかけた手を・・・きゅっと胸のとこで留めた。


だけど。


「ありがとう。優しいんだね」

EH「いーえー。こんなんで良ければどーぞ使ってください^^」

「でもせっかくなんだけど〜お借りしても返し方がわからないから」

EH「あ〜・・・そっか。そうかも」

「だから気持ちだけ、ね?有難くいただきます^^」


Aさんは、ウニョクヒョンのそんな申し出もそつの無い対応でかわして。
汚れたところを隠そうとする素振りもせずに―くるりと僕らに背を向けた。


そして。


YS「・・・」

「ふふ、じゃあね。ジョンウンくん^^」


イェソンヒョンにそれだけ言って笑いかけて。
ヒョンは・・・Aさんが去って行くところを、ただボーーっと見送っていた。


イェソンヒョンが加わって。
Aさんという女の人がいなくなった、この部屋で。


EH「や〜。なんかキャリアウーマン!って感じの人だったなぁ」

SM「でもとっつきにくい感じじゃなかったよね?」


うちのヒョンたちがこの部屋での彼女の印象を口にするなか。


DH「何はともあれ良かったじゃん。怒ってなかったみたいで^^」

KH「っ!!」


油断してたときにまたしても、ね。
この人の無神経なまでの力で背中を打たれて。


僕の忘れかけていた怒りが―
ゴゴーっと音を立てたのだった。

トラブルシューティング!→←彼女の事情2-YS



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Mercury zero(プロフ) - ayaさん» またしても間が空いちゃってごめんね( ;∀;)なんだかね。ぎゅが性格悪そうな感じになりそうで、書いててすでにツライww だけど最近また光化門にてを聞いて、続き書きたくなってきたの(´▽`) (2015年9月22日 23時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さん» もしや私の一番最初の作品から読んでくださってたたんこまさん?!きゃ〜〜お久しぶりです、またお目にかかれて嬉しいです〜( ;∀;)私もこちらのサイトで執筆を始めて早いもので3年になり、その間に色々変化もありますよね。それでも読んでもらえてホントに幸せです! (2015年9月22日 23時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
たんこま☆ - Mercury zeroさま お久しぶりです!たんこま☆です。もう覚えていらっしゃらないかもしれませんが…私事ですが最近環境がガラリと変化し忙しくて全然読みに来れず…なので一気読みさせていただきました!ゆるゆるジョンウンくんに癒されました♪更新ファイティン (2015年9月22日 1時) (レス) id: c45c461631 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - もぅ笑 ぎゅッたん、イライラしないの!!笑 悩める兄さんか.…。なんかイジリ甲斐ありそぅだね、楽しみ♪ (2015年8月16日 19時) (レス) id: 81aea6774b (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - ayaさん» オンニ、大変なことがわかってしまいました。バクダンは今章中に落とせそうにありません(残り話数のモンダイでw)しかし、このお話のテーマである「悩める兄さん」まで全然辿りつけてないな!今後に期待しててね。あ、ほんのりね!! (2015年8月13日 0時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mercury zero | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/mercuryzero/  
作成日時:2014年11月13日 23時

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