愛され娘【黒の組織】

19話 HAPPYBIRTHDAY ページ20

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『んゃ』

ｼﾞﾝ「おはようA。早速だがこれに着替えてくれ」


そう言い渡したのはまるでどこかのお姫様のようなドレス


寝ぼけながらも頑張ってドレスに腕を通すA


着替え終わりジンに抱き抱えられどこかに向かう



そして大きな扉の前にたどり着いた2人



「A、一緒に開けるぞ」

『うゅ！』

Aの手を取り扉を開ける


開けると同時に無数の大きな音がパーン！と響く


『うきゃ！』

驚きのあまりジンに思い切り抱きつく


ｼﾞﾝ「っ…A、目を開けてみろ(可愛すぎる、離さないでくれ)」

そう言われ恐る恐る、目を開けるA

目の前には大好きな人達が沢山


そしてAに向かい

「「「A！お誕生日おめでとう！！」」」


『たたじょび？…やたぁ！！』

何かはよく分かっていないがとりあえず大好きな人達におめでとうと言われ喜ぶA


ﾍﾞﾙ「A、私からはこれを渡すわ！」

そう言いAに渡したのはジンの身長をも超える巨大なピンク色のクマの人形


『きゃわわ♡』

思い切り人形を抱きしめる

そうすると必然的にクマの人形に押しつぶされるジン


「(…これをどこに飾るってんだ)」

不満もありながらしかし、Aの笑顔を見るとそれさえも打ち消されるジン


その後も沢山の人達からプレゼントを貰った

⤿文字数の関係で次ページにプレゼント一覧を書きますｴﾍ




そしてついにケーキの登場


『きゃぁ！おきぃ♡』

あまりの大きさに組織の者もざわめき始める


「てめぇら…うるせぇぞ」

ジンの一言でピタリとざわめきが消える





ﾗｲ「ふっ…ついに俺らの番か」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「この日のためにどれだけ練習してきたか」

ｽｺｯﾁ「A、聴いてくれ」


ライはアコーディオン、バーボンはギター、スコッチはベースを用意しステージに上がる





ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「今からバースデーソングを歌います！Aの為です。必ず歌ってください！必ずです！！」

そう言うバーボンの目線はジンに向いている


「チッ…歌ってやるよ」



そして音が流れる


アコーディオン、ギター、ベース…そして皆の歌声が綺麗にマッチするアジト



本当にここは悪のアジトなのだろうか


いやそんなことより、トリオの夢のコラボ…羨ましい(心の声)





その後、ケーキも食べ終わりAの1歳の誕生日会は幕を閉じた










おまけ

ﾍﾞﾙ「ボス。バースデイの金額です」

ﾎﾞｽ「…え？高くないか？０いくつあるんだ？」

ﾍﾞﾙ「ボスがいくら出してもいいと言ったんです。失礼します」






ﾎﾞｽ「うちの予算が一夜にして消えた」


と、頭を抱えるボスだった

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