愛され娘【黒の組織】

14話 おままごと ページ15

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─────ジンの部屋


ｼﾞﾝ「A…俺は今日何をすればいい？」


『んぅ…ひめぇ！』


ｼﾞﾝ「？…悲鳴か？最近のおままごとは難しいな…」


『んぅぅ！！！…ひめぇ！！』


ｼﾞﾝ「ひめ？…姫？……おい…俺は男だぞ？」

そんな物絶対やるか！と固く心に決めたジンだったが…


『じぃ…っ…ひめぇ』

ウルウルとまぶたいっぱいに、涙を貯めるA


ｼﾞﾝ「(…やらなくちゃいけないのか？…誰も見ていない。Aの為だ…やってやろうじゃねぇか！！)」

急にやる気になるジンは完璧を求め役作りに入る


そして人形を持ち…


ｼﾞﾝ「…A姫…ご機嫌よう」

少し高い声を出すジン

『！…やほでしゅ！！』


ｼﾞﾝ「このボーロでも食べませんか？」


『んぅ！食べりゅ！』


ｼﾞﾝ「はい…あーんですわ」

ここまでお姫様の役に入り込めたのは他に人がいないからと思っていたから…


しかし



ﾗｲ「っ…じ…ジンが…っ」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「聞きましたか？っ…ですわ…ですって！！」

ｽｺｯﾁ「フっ…っ…俺は断じて笑っていない…！」

ｳｫｯｶ「あ、兄貴！！」

ﾍﾞﾙ「あっはは！！傑作ね！！」


ドアの方から聞こえてくる声


相当びっくりしたのか勢いよく振り返るジン



ｼﾞﾝ「て…てめぇら！！！いつから居やがった！！！」

ﾗｲ「…ご機嫌ようからだ」

ｼﾞﾝ「！！(最初からじゃねぇか！！)」

ﾍﾞﾙ「あなたの新しい一面が見れて私は嬉しいわ」

ｼﾞﾝ「くそ！！今のことは忘れろ！！！」

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