裏切られるくらいなら、愛なんていらない【鬼滅の刃】

壱 ページ4

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その後、御館様が直々に舞香ちゃんについて話してくれた

愛の呼吸の使い手らしい

聞いたことないけど恋の呼吸の派生かな？
無事に柱合会議も終わり、さっきのことについて舞香ちゃんに聞こうと声をかけた


『あ、舞香ちゃん！今ちょっといい？』

「……何ですか？」

え、今明らかに嫌な顔したよね？
そのあとにこんな高い声出せるの？……すごい



『あー、別に同い年なんだし敬語なくていいよ？
それとさっきのことなんだけどさ』

「……何」



えー、さっきと明らかに態度違くない？
せっかく女の子来たから仲良くしたいのに！

しのぶ！蜜璃！助けてよ！

と、助けを求めるが2人は愚か、私たちの周りには人1人いなかった


……さっきまでいたのに何で？
ていうか何かここら辺変な匂いする


「……はぁ、あんたAだっけ？」

『…うん』

「悪いけど……“柱”辞めてくれない？」






……は？

『え、いやいや、なんで？』

すっごい突然だね
初対面でそこまで言われたの初めてだよ

でもさ、別に私弱い訳でもないし…そこそこ実力があると自負してるんだけど…

それ以上に舞香ちゃんが強いってことかな？



そんな予想とは裏腹に驚きのことを淡々と口にする舞香ちゃん

「……舞香、あんたのこと嫌いだから」

『……』


いや、これ私なんて言えばいいの？
“そうなんだね”じゃすまないよね

ここは先輩として少し教えてあげた方がいいのかな？



『舞香ちゃん、あのねここは寺子屋みたいなとこじゃないの
皆ここにいる人たちは命を懸けて戦ってるの

だからそんなしょうもない理由で私は柱をやめる事は出来ない』


「……はぁ、じゃあいいよ」

！……割とあっさり引き下がるんだな




と思ったのが間違いだった

彼女はこの時、決して引き下がったのではなく、
ただ私を貶める準備に過ぎなかった

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