明日も４ ページ5
「き、聞いてどうするの…」
「……テメェも俺もオールマイトに憧れて、ガキの頃からAの事が好きなのを俺は知ってる」
「ずっと石ころだと思ってたやつがよォ、知らん間に憧れた人間に認められて、ガキの頃から目障りなのは変わんねェで、知らん間にAの事を俺より知ってて」
「欲しいなら奪ってみろや。」
「戦えや、今、ここで」
「なんで!!!」
思わず大声が出る。
だっておかしい。
ここにいる事がバレればまず怒られるし、今やる理由もない。
また改めてトレーニングルームでも借りてやればいいのに！！
「こんなのおかしいよ！僕がAちゃんの自主練や勉強の事を知ってたのは偶然だし、奪おうだなんてそんな…!!!」
かっちゃんよりもAちゃんの事を知ってる人はいないし、奪えるだなんて思ってない。
本当に、偶然なんだ。
かっちゃんからAちゃんを奪おうだなんて考えた事も無いし、しようだなんて…思わない。
あれ？
思わない、よ。そんなこと。
「迷ったな。それが答えだろ。怪我したくなかったら構えろ。蹴りメインに移行したんだってな。」
「ま、まってよ！！やっぱりダメだ！こんなこと！！！」
ぐっぐっ、と体を解したかっちゃんが向かってくる
手には爆発、右か？左か？
爆発音と共に上がる砂埃に、思わずワンフォーオールを身体中に巡らせる
「深読みするよなァてめぇは…！」
「来いや!!!」
「マジでか…!!!かっちゃん…!!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
外の空気が吸いたくて、窓を開けた
真っ暗な部屋に、月明かりだけがきらきら輝いて、
あぁ、今日は満月なんだ。
少しだけ風が吹いていて、泣き腫らした目に少し染みる。
ふわっと吹いた風に乗って、遠くから聞き慣れた爆発音が聞こえた様な気がしたのは
気のせいだろうか。
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
